懐メロ、演歌、艶歌、宴歌、いくつになっても手軽にできるハーモニカ講座 NO。1

 懐メロの80%はマイナー(短調)の曲です。一般的に使われいるハーモニカはメジャー(長調)のハーモニカです。このメジャーハーモニカでマイナーの曲を演奏すると、吸う方の“音”が多く、息苦しくまた、“無い音“が出たりしますね。特に伴奏(ベース)を入れて吹くとマイナーの和音が出ないので不自然になりメロディーと調和しません。そこでマイナーの曲にはマイナー(m)ハーモニカで演奏しましよう。
 マイナー(m)ハーモニカの簡単な吹き方を説明します
例えば「影を慕いて」を吹いてみましうょう情緒あるマイナー曲です。従来のメジャー(長調)ハーモニカだと、次のように吹きます(吹く)・(↓吸う)

吸い音が多くてちょっと苦しいですね。またベースを入れれば和音も調和しませんね。
そこでマイナー・ハーモニカを使って下さい。従来のメジャー(長調)のハーモニカを吹く要領で次の譜を演奏してみて下さい。従来どうり1、3、5、は吹き、2、4、6、7は吸います。
使用するマイナー・ハーモニカはAm、Dm、Cm、Gm ‥‥どの調子でも構いません。


どうですか?淋しいマイナー曲の感じがピッタリでしょう。ベースの和音も自然と単調に代わり調和してきますね。それに息使いもずっと楽になったでしょう。これがマイナー・ハーモニカの素晴らしいところです。この要領でマイナー曲マイナーハーモニカで吹くコツを是非マスターして下さい(メジャーの曲をそのままマイナー・ハーモニカで吹いても淋しくなって面白いですよ。)
ところで実は、上記マイナー用の(特別譜)の3、6、の音は、マイナーハーモニカで吹くと、実際には       半音低い音が出て、自動的にマイナー音階(和声的短音階)になってしまうようにできているのです。

※(注意)
実際に市販されている楽譜では、マイナーの曲は上記の(例譜)のように書かれていますが、マイナー・ハーモニカを使う楽譜は5のところが#5となっています。市販のマイナー楽譜で演奏する場合は、6、1、3が吹き音。7、2、4#5が吸い音になります。もし難しいようでしたら(特別譜)のように3度上に書き直すと簡単に演奏できます。



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